プラスサムゲームとゼロサムゲーム
- 山下 航太朗
- 2020年9月18日
- 読了時間: 3分
世の中で投資と思われているものの中には、大きく分けて「投資」と「投機」があり、「プラスサムゲーム」と「ゼロサムゲーム」があります。
僕は【投資とは資産を投じて、世の中に貢献するようなものを投資】というカテゴリーに入れています。

例えば、僕が行っている不動産投資を考えた場合、僕の所有する不動産に誰かが入居することは、入居者が何千万円もの大金を一括で支払わずに、家も購入することなく、毎月の家賃だけで賃貸契約を結べるので、これは世の中に貢献していますよね?
もし、不動産経営者がいない世の中があったとしたら、住む家を探した後は、一括でその家を購入するか、住宅ローンを組んで購入するしか方法がないので、非常に世の中に不動産投資は役立っていると言えます。
また、代表的なもので言えば、ウォーレン・バフェットの好むような【長期的な株式投資】などはプラスサムゲームです。
投資した企業の努力で株価が上がることで、安い時に企業に投資していた人達は株価が高騰することで全員が儲かるからです。つまり、【皆が幸せになれる投資。これがプラスサムゲームです。】
一方、デイトレード的な投資(ギャンブル性が高いので「投機」と言います)やFX、BO(これも投機に該当します)はゼロサムゲームにあたります。
ゼロサムゲームはすべての利益をトータルしても増えることがありません。なので、限られたパイを奪い合うという戦いになるのです。
例えるなら、極論ですがどこか合法な国で誰かが賭け麻雀をしたとします。(僕は麻雀のルールをよく知らないですが笑)
麻雀プレイヤー達が賭けたお金は勝った人は勝者としてお金を皆から奪えるので増えますが、他の人たちは奪われる立場にあるのでマイナスですよね。皆が得することは絶対に無い!それがゼロサムゲームです。
つまり、【自分が投機で勝った時には、その裏には負けて泣いている人がいる。自分が負けた時には、その裏で勝っている人がいる。これがゼロサムゲームです。】
僕はWin-Winの関係が保てるビジネスや投資が好きなので、あまりこの「負け」がでるゼロサムゲームの投資(投機)は個人的に好きではありません。
一方、前者のプラスサムゲームは大好きです!
なぜなら、皆が良い企業の株に投資した際、投資した人全員が利益を出しプラスになるからです。
つまり、Win-Winの関係になれます。もっと言いえば【企業は株を購入してくれることによって資本を得たり、株価の高騰によって色々な次の一手が打てる】ので、人と人、そこに企業のことも考えるのであれば、まさに「三方良し」が成り立つわけです。
僕はこういったビジネスや投資を好みます。
これが、投資におけるプラスサムゲーム(投資)とゼロサムゲーム(投機)の違いです。
誰かを損させて、自分が儲かるゼロサムゲームよりも、皆で儲かるほうが僕個人的には気持ちの良い投資だと考えますが皆さんはいかがでしょうか?
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